ユニフォームの交換

サッカーの試合の後で選手同士がユニフォームを交換し合う場面を見たことがありませんか。
外国の試合ではよく目にする光景です。
しかし、日本での試合ではほとんど見ることができません。
それは何か理由があるのでしょうか。
実は年間のユニフォーム支給数が決められており、交換してしまうと次に着るものがなくなってしまうということなのです。
何とも残念な話ですね。
もちろん、選手が自腹を切ってユニフォームを購入することはできます。
しかし、J1の選手たちの給料は決して高くありません。
ユニフォームの費用もばかにはならないということなのでしょう。
サッカーでのユニフォームの交換はお互いの健闘を称えあうという気持ちなのです。
お互いに試合が終わったならば、サッカーが結んでくれた友情を温め合うことができるのです。
このようなことは他のスポーツではないことです。
サッカーの歴史の中で生まれた習慣です。
いい習慣はいつまでも続けてほしいものですね。
日本のJ1ももっと人気が上がって、選手がユニフォームの数を気にする必要がなくなってほしいものです。
でも、試合会場では交換をしなくても、ロッカールームやバス乗り場で好感している選手もいるそうです。
また、時々観客席のサポーターに向かってユニフォームを投げ入れている選手も見かけます。
その象徴としてユニフォーム交換があるのですね。
ユニフォームの値段は一般のレプリカでも1万円以上します。
選手が着用しているものはそれ以上と考えていいでしょう。
日本代表がもっと強くなって、観客動員数が増えることが一番の解決策でしょう。